5月13日(月)当日は夕方からの静岡県労働金庫裾野支店会員代表者会議へ出席のため、静岡労金池田専務理事が会場入りする前段で全矢崎労組本部に立ち寄られた。日頃の取組みの話をする中で昔話に花が咲く、私は2009年から島田支部執行委員長を担当したが、その時の労金島田支店の支店長だったのが今の池田専務理事で、その頃からのお付き合いである。当時私は島田・榛北地区労働者福祉協議会の会長も務めており、その時の地区労福協事務局次長でもあった池田専務理事と楽しく活動させて頂いた記憶が昨日の事の様に思いだされる。
その当時の志太榛原地域労福協では毎年会員向けのディズニーツアーを企画していた。ツアー事務局は無論地区労福協の正副会長と事務局長・事務局次長で構成させれる40~50歳代精鋭のオジさんだ、現地では何とも会場とは似つかわしくない風貌(ふうぼう)の面々がそろうが、親子連れの会員各位をゲートまでお見送りすると入場せず、おもむろに背を向けJR京葉線舞浜駅から電車に乗り込み到着したのは当時「渋谷区」にあった「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という暗闇の中で体験学習ができる施設だ、2017年に中央区に移転し現在に至るようだが何の学習をするかと言えば、光ひとつない場所での歩行移動・会話・飲食等の体験である。暗闇のスペースに入る前に説明を受けるがその誘導員は視覚障害者で目の見えない方である。なんとも頼りなさげなお兄さんに心の中では「本当に大丈夫か?」とつぶやいていたのを今でも覚えている。暗闇なんで!と意気揚々にそのスペースに入ると見事なまでに漆黒の世界が作り上げられている。声を頼りに先に進み小川の流れるような音を感じ橋を渡りテーブル席に座る。これから会話と飲食の時間との事、準備がされたお茶とクッキーを一切何も見えない中、手さぐりで慎重に机の上の場所を探り当て飲食し会話の体験をする。形は感触で分かるが色の分からないものを飲食すると、視覚がない分、味覚に集中して味わうことが出来る。そうか「光の無い世界」とはこの様な感覚なのかと気づかされる!その席に着くまで歩いての移動も初めての体験なので何一つうまくいかない。説明の時に頼りないお兄さんと思った誘導員の男性は私が光を失ったとたんとてもたくましく大きな誘導員としての存在となる。明暗が反対になると立場も逆転する事に“ハッ”とする!この時「視覚障害=頼りない」とう事が偏見であることに気づかされる、それぞれ個人の能力に差があるようにそれはあくまでも個性であり、それまでの偏見が自分自身恥ずかしい気持ちになった。
初回の気まぐれコラムで書いた内容だがこの時から私は障害者の事を深く考える様になった。日頃の組合活動でも様々な人と接し活動をしていると思うが、皆さんも障害者の方と接するときは能力の差をその方の個性として見方を変えていくと、新たな世界が皆さんの前に広がるかと思う!
「変えていこう Let‘s Change」
中央執行委員長 片山勝彦
